傷跡は皮膚にできるものですから、
病院にかかるとしたら皮膚科を思い浮かべる人は多いと思います。
しかし傷跡の種類や程度にもよりますが、皮膚科では受け付けてもらえないケースも存在します。
では「皮膚科で診てもらうべきケース」と「受け付けてもらえないケース」とはどの様な違いがあるのか、
皆さんもご自分の傷跡と照らし合わせながら見て行ってください。
病院に行く前に分かっていれば二度手間にならずに済みますし、病院をたらい回しにされて不安になることもありませんよ^^
皮膚科で診てもらうべきケース
皮膚科に行くべきケースの傷跡は大きく分けて4つあります。
それは、
「出来て間もない傷跡」
「軽度のニキビ跡」
「軽いヤケド」
「軽度の傷跡」
です。
1つずつ順番に説明していきますね^^
出来て間もない傷跡
実はこの時点が一番重要で、できてから6時間以内の傷のことを言います。
ここで適切な処置をするかどうかで今後の傷の残り具合が変わってきます。
適切な治療というのは「湿潤療法」というもので、病院によっては行っていない所もあるので事前に確認してください。
仮にどうしても病院にいけない場合は、6時間以内にご自分で「湿潤療法」を行ってください。
※病院によっては炎症を抑えるステロイド剤を処方するところもありますが、ステロイド剤は痒みなどの炎症をしっかり止めてくれるぶん副作用で免疫力が低下する性質があります。
賛否両論ありますが私個人的にはステロイドは「ナシ」です。
軽度のニキビ跡
参照URL:http://www.hifu-ss.com/
症状の軽いニキビ跡であれば皮膚科を受診するのも1つの手段です。
ご自分で市販のケア製品をあれこれ試すのもいいですが、
意外に高くつきますしセルフ診断は間違った治療をしてしまってかえって症状を悪化しかねません^^;
セルフケアで、まず間違いないのがビタミンC配合の美容液を使ったケアです。
念のために皮膚科を受診されて医師にケアの方法を相談されたうえで使用するといいですね^^
ちなみにニキビが出来たときに一番やっちゃいけないのは潰すこと!
ついついやってしまいがちですけど傷跡を残したくない人は我慢してください。
軽いヤケド
1口にヤケドと言っても程度によって治療法が変わってきます。
大きく3つの段階でみることができるんですが、レベル1以外で共通しているのは「とにかくすぐ冷やすこと」です。
レベル1
日焼けのことです。
日焼けも厳密にいえばヤケドに分類されます。
日焼けだからとほっておく人も多いと思いますが、跡を残したくない人はしっかり治療しましょう。
病院では軟膏による治療を行います。
4日程度で落ち着きますよ^^
もちろん最初から紫外線対策をして日焼けしないのが一番です。
ヤケドに関してはこちらも参考にしてください^^
レベル2
水ぶくれが出来てしまうヤケドです。
レベル2のヤケドには更に細かく段階が分かれていて、その程度によって治療法も変わります。
皮膚科ではヤケドの程度をマイクロスコープという機器を使って見極め、程度にあった治療法を選択します。
なんにせよ水ぶくれができたら、まず冷やす。
冷水で患部を冷やしたら氷と水をビニールに入れてタオル越しに冷やしてください。(保冷剤をタオルに包んでもOK)
そして病院へGOです。
衣服の上からヤケドしたら衣服を着たまま冷やしてくださいね。
衣服を脱ぐと皮膚がくっついてしまっている場合危険です!
レベル3
ヤケドによって皮膚が固くなって黄白色に変化してしまうレベルのヤケドです。
一番重度のヤケドなので皮膚の自然治癒は望めません。
そしてこのレベルのヤケドは外科や形成外科の分野になります。
軽度の傷跡
擦り傷や切り傷で出来た傷跡で、程度の軽いものは皮膚科を受診するのも1つの手段です。
皮膚科では主にヒルドイドが配合された軟膏で保湿+血行促進による皮膚再生治療を行う場合が多いです。
傷跡には保湿、紫外線対策、血行促進の3つが重要なので程度が軽ければ十分回復が見込めます。
皮膚科では受け付けてもらえない場合
重度の傷跡や手術の跡は皮膚科では受け付けてもらえない場合もあります。
どうしても何とかしたい場合は美容皮膚科を受診してみてください。
手術やレーザー治療など
医師がカウンセリングから治療法の提案、
アフターフォローまでしっかり行ってくれます。
私も以前お腹に酷い傷跡ができてしまったのですが、おかげで全然目立たなくなりました。
私がお世話になったのはシロノクリニックという美容皮膚科です。
カウンセリング自体は無料なので、一度受けられてみるのもいいですね^^