急に太ったり、妊娠によってできてしまうことがある肉割れ。女性にとってはショックであり、この肉割れのせいで落ち込んでしまう人もいるでしょう。
肉割れのせいで水着が着れない、素足を出せない、入浴施設に行くのが恥ずかしいなど悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
この肉割れを消すことができたら、もっとやりたいことも増えますよね。ここでは肉割れに効果的な方法を見ていきましょう。
肉割れの原因とは?
肉割れの原因は大きく分けて2つあります。
ひとつは急激な体重増加、もう一つは妊娠です。急激な体重増化や過度のトレーニングで重い負荷をかけ続けるとこれに対処し幼稚する為、筋肉が発達します。その急激な変化に皮膚が耐え切れず肌がひび割れたような線が生じます。これが肉割れです。
裂けた部分の多くは血行が悪くなり、肌の再生力が衰えるので、跡が残ってしまうのです。妊娠の場合もお腹の急激な成長についていけず、肌に亀裂が入ったような線ができてしまいます。
この肉割れは一般的に「妊娠線」と呼ばれます。妊娠中は血液の循環んが悪くなり、身体に不純物が溜まりやすくなります。すると亀裂が入った肌の再生力が鈍くなり、妊娠線が残ってしまうのです。
この肉割れによる線ができやすいのが、太もも、ふくらはぎ、膝の裏、お腹周り、お尻などで皮膚の固い部分にできやすいのも特徴です。
皮膚は3つの層から出来ています。
1番外側にあるのが「表皮」、次が「真皮」そして1番内側に位置するのが「皮下組織」です。
表皮は繊維が柔らかいのですが、それに比べて真皮、皮下組織は柔軟性がありません。真皮や皮下組織が急激な伸びに耐えられなくなり裂けてしまうのが肉割れです。肉割れを起こすと赤紫色の線が現れるのは、皮膚の下にある毛細血管が透けて見えるためです。
肉割れを治すためにできること
肉割れを治す為に、一般的に良いと言われる方法をご紹介します。
効果的なクリームを塗る
妊娠線や肉割れは「乾燥が原因」ともいわれているので、保湿クリームやオイルをこまめに塗ると薄くなるといわれています。
しかし、ここで重要なのはそのクリームが皮膚の深い場所にある、真皮や皮下組織まで届かなければ意味がないということです。
そこまでできるクリームはなかなか見かけないので、結果、クリームは気休め程度でしかない、ということになります。
レーザー治療
クリニックで妊娠線や肉割れをレーザー治療によって治す方法もあります。レーザー治療は肌にレーザーを当てることによって、熱刺激を与えて真皮や皮下組織の再生を促す方法です。
効果が出る人もいますが、実際には熱によって組織の再生力を高めるのは難しいのです。それどころか、熱刺激が強すぎて火傷のような副作用が出る可能性もあります。
レーザー治療は高額なので、高いお金を支払っているにも関わらず効果が出ないという悲しい結果になり兼ねません。
エクササイズで引き締める
肉割れは急激な皮膚への負荷なので、この負荷を取り除けば治りそうですよね。そこでダイエットをしたり、エクササイズで肌を引き締めるという方法があります。
しかし、実際には何も変わらなかったという声がほとんどです。一度伸びきってしまった肌を引き締めて元に戻すのは非常に困難です。
また、真皮や皮下組織を修復しなければ、いつまでたっても見た目が変化することはありません。
肉割れに効果的なおすすめの治療法
一般的に良いと言われている方法が難しいとなると、一体どうすればいいのでしょうか。このままあきらめるしかないのでしょうか。まだ、肉割れに効果的な方法があります。それが「炭酸ガス治療」です。
元々はフランスで妊娠線解消の治療として行われていた方法で、それを日本人の肌に合うように改良することで、治療が可能になりました。
炭酸ガスを注入することで、注入した部分の血流が活性化して、症状が改善します。また、炭酸ガスによって皮膚に一時的なダメージを与えるので、皮膚の再生能力が活性化し、コラーゲンの産生が促進されます。
肉割れは真皮や皮下組織が破壊されているのが原因なので、炭酸ガス治療は真皮と皮下組織に直接アプローチすることができるのです。
炭酸ガスが通ることで皮膚を緩ませることができます。柔らかくなった皮膚組織に新しいコラーゲンが産生されるので、キレイな皮膚に戻るというわけです。
しかも治療時間はたったの10分なので、身体にかかる負担が少ないのも嬉しいですね。薬剤を使用しないので副作用の心配もなく、安全性の高い治療法です。
肉割れの原因と改善法 まとめ
肉割れは急激な体重増化や妊娠によって重い負荷がかかり、それに対抗しようとした筋肉の発達に肌が耐え切れず裂けてしまった状態です。
これを改善するには皮膚の深層である皮下組織にまで働きかける必要があります。それを効果的に行ってくれるのが「炭酸ガス治療」なのです。
これまで何をやってもダメだったという人は、一度検討してみてはいかがでしょうか。